こんばんは。

今日は天気が良くて暑い1日でしたね。

今年の春から当店の入り口で育てている一才桜（旭山桜）、順調に育っているのですが、気になっている事がありました。

それは、5月頃から出てきた小さい芽がびっくりするぐらい成長している事です。

これなのですが、花屋さんに聞いたら新芽なのでそのままにしておいていいですよとの事だったので伸ばしていたら・・・

新芽が元の桜の木の倍ぐらいの高さまで伸びてきて、一体どこまで伸びるんだという感じになってしまいました。

本来旭山桜はこんなには成長しないはずなのに・・・

疑問に思って盆栽に詳しい方に聞いたら、なんとこれは旭山桜ではないらしいです。

木の部分は旭山桜なのですが、根っこの方は別の品種で、盆栽用語では台木というそうです。

よく見てみると木がＶ時のツートンカラーになっています。

この部分が移植した部分だそうで、接ぎ木と言うそうです。

この黄色い線の上が旭山桜で下が台木です。

つまり新芽は台木のほうから出ているので旭山桜とは別の品種だそうです。

台木が何の品種から分かりませんでしたが、葉っぱの形からして桜の一種だそうです。

そして台木から出ている新芽、本来は芽が出てきた時点ですぐに切り取らなければいけなかったとの事・・・

台木にしてみれば上に乗ってる旭山桜のほうは異物で新芽の方が自分の本体、栄養の大半は台木から出ている新芽に取られてしまい、旭山桜の元気が無くなってしまうそうです。

下手したら旭山桜が枯れてしまう事も・・・

という事で伸びてきた新芽、切除する事にしました。

結構成長して茎がかなり硬くなり、木みたいになってきていたので切断に苦労しましたがなんとか切断しました。

切断した傷口から雑菌が入らないように木工用ボンドを塗りました。

なんだか大手術でした。

切断しただけですが・・・

でも切断した方、せっかく頑張って成長してくれたのにこのまま枯れさせてしまうのはかわいそうなので花瓶に入れてみました。

時間がたったら葉がしおれてきたので、また手術です。

葉っぱを3枚だけ残して切断し、残った葉っぱも半分カットしました。

葉っぱがたくさんあると水分が多く必要になりますが、根っこを失っているので水分が足りずに枯れてしまうそうです。

そこで最低限の葉っぱを残して根っこが無くても水分の供給が追いつくようにしました。

これで枯れずにいてくれればいいのですが・・・

あわよくば切り口から根が出てくれて成長してくれると嬉しいな

(^人^)

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